株と証券の豆知識
株と証券の歴史
暗黒の木曜日
現在でも多くの人に名を知られることになっている、歴史的な株価の大暴落である暗黒の木曜日が起こったのは1929年の10月24日であるとされています。1922年当時のアメリカは自動車やラジオ、電話などの多くの家電製品が大量生産されることとなったのもあり、また第一次世界大戦の戦争債も満期を迎えることとなり、多くの人々が新しい事業へと投資を始める投資ブームとなっていきました。
さらにアメリカは、それまで世界経済の中心であったイギリスと比較しても、金利の面などで有利と言うこともあり多くの投資がアメリカへと移行し、イギリスに変わって世界経済の中心とされるようになりました。 そんな矢先の1929年3月、今まで安定して高水準を記録していた株が暴落をすることとなりました。しかしこの時点では多くの人がすぐに回復するであろうと言う楽観視をしていました。
暗黒の木曜日の起こる前日にも7%の株の暴落が見受けられ、当日の大暴落の際には株の売り注文が殺到し、そのときの株の出来高は1200万にも上ったと言われています。それは当時の通常の状態の実に3倍にもなると言う出来高であり、いかに市場に混乱が起こったのかを物語っています。
これら一連の騒動は、FRBによる公定歩合の引き下げや、政府による減税などを行うことによって11月中旬には落ち着きを見せました。しかしその先数年でアメリカの国民所得は30%の減少を見せ、さらに25%の失業率など、アメリカ国内の混乱は続いていくことになりました。
暗黒の木曜日による被害はアメリカ国内にとどまらず日本にも影響を及ぼし、当時関東大震災や1927年の震災手形の処理問題による金融恐慌などとも合わさり、後に昭和恐慌といわれる恐慌へと続いていくこととなります。
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